アリーナ埋める受験生 私立高一般入試始まる
十勝管内の私立高校3校(帯広大谷、白樺学園、帯広北)で14日、2023年度一般入試が始まった。3校合わせて2100人余りの受験生が試験に臨んだ。試験は15日まで。
最も多い1239人(倍率4・8倍)が出願した帯広大谷高校(小野茂校長)は、同校とよつ葉アリーナ十勝の2会場で試験を実施。初会場となるよつ葉アリーナではメインアリーナとサブアリーナを使い、計650人が受験。前日の午後、教職員と運動部の生徒150人が会場を設営した。
広々としたアリーナにずらりと長机が並び、マスク姿の受験生が緊張した面持ちで試験開始を待った。試験官が一人ひとりに問題用紙を配布し、午前9時21分、英語を皮切りに試験が始まった。同校によると、公共交通機関の遅れなどで遅刻した生徒もいたが、試験開始には全員間に合った。
道学事課が9日に発表した出願状況によると、3校の総出願者数は2121人で、定員678人に対する倍率は3・13倍となっている。合格発表は3月15日。(澤村真理子)