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看護学生が患者の異変を察知 月刊誌「クリニカルスタディ」に帯広登場

帯広高等看護学院が掲載された「クリニカルスタディ」12月号をPRする(右から)久保さんと今さん

 看護学生向け月刊誌「クリニカルスタディ」(メヂカルフレンド社)の12月号に、帯広高等看護学院(大瀧雅文学院長)が紹介された。看護学生の実習での出来事などについて、同校の2~3年生5人が語っており、同学院は「看護学生が、知識の習得に励む様子を感じていただければ」としている。

 「クリニカルスタディ」は看護学生の1年生向け雑誌。同学院が特集されたのは、「先輩看護学生の実習での経験や思い出・一年生へのアドバイス」をテーマにした「先輩に聴いてみた~実習STORY FILE」のコーナー。

 登場したのは、学院見学会や高校へのガイダンスなどの広報活動を行うため、今年度に発足した学生のボランティア組織「帯看PR部」のメンバーら。

 部長の久保日真梨さん(2年)は、実習時の観察で患者の手術創の周囲に発赤(はっせき=皮膚が赤くなること)が見つかったことを看護師に報告した体験に触れ、「『あなたの発見と早い報告が全員の看護につながった』と言っていだたき、勇気を出して、報告できて良かった」と説明。

 また、今桃子さん(2年)は、1年生へのアドバイスとして、「『初めてのことで心配』という気持ちを仲間と共有することが大切。自分の気持ちも整理できる」と語っている。

 2人は「自分たちの体験や思いを、うまく伝えられた」などとし、指導教員の鳥羽あゆみさんは「(クリニカルスタディを通じて)コロナ禍でも努力する看護学生の姿を見ていただければ」と話す。特集ページは同学院のホームページにも転載されている。(松岡秀宜)

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