おびひろ動物園 きょうから冬季開園
おびひろ動物園(柚原和敏園長)の冬季開園が3日始まった。冬の寒さを生き抜く動物たちの姿を見ようと、親子連れなどが続々と来園した。
1カ月ぶりの再開となったこの日は、午前11時に開園し、ホッキョクグマ舎やエゾタヌキ舎の前には人だかりができた。長女の明咲希(みさき)ちゃん(4)と訪れた帯広市の蛸井真生さん(35)は「長女も私も動物が好きで、夏は毎週のように動物園に来ていた。冬季開園も楽しみにしていた」と話し、お気に入りのビーバーに対面し、笑顔を見せていた。
閉園期間中、キリンとシマウマの放飼場にはキリンの繁殖制限を目的とした柵が建設された。この柵により、今年6月に誕生した「ユメタ」を、相性が悪い父親の「メープル」と別空間で放飼できるため、ユメタの屋外での公開が期待されているが、柚原園長は「ならしながら、無理させずに外に出せたらと思っている。運が良ければ見られるチャンスがあるかも」としている。
冬季開園は2月26日までの土・日・祝日で、午前11時から午後2時。12月29日から1月3日は休園する。(近藤周)