福島の高校が優勝 とかちマルシェ料理甲子園、十勝勢は4連覇逃す
全国の高校生による、十勝産食材を使ったオリジナル料理のコンテスト「とかちマルシェ料理甲子園」(とかちマルシェ運営協議会主催)が29日、帯広経済センタービルで行われ、福島県立あさか開成高校が初優勝した。十勝勢の連続優勝は3年間で途切れた。
2016年に始まり今年で7回目。全国11校36チームが出場し、書類選考を通過した9校11チームが、同日の最終選考に臨んだ。新型コロナウイルスの影響で20、21年に続きオンラインで実施。各チームから事前に送られた約30分の調理動画と、3分のプレゼンテーション動画で審査した。
優勝したあさか開成高校のチームは、いずれも3年の鈴木小萩さん(18)、三浦あゆ奈さん(18)、鈴木夕真さん(17)の3人で構成。十勝産のチーズとサケをとじた厚焼き卵をフライにする「十勝プレゼント」を作った。見た目の美しさと、家庭でも作れる手軽さが評価された。メンバーは「まさか優勝できるとは」と驚き、「厚焼き卵に食材をとじるのが難しかったが気を付けて頑張った」と顔をほころばせた。
審査員を務めた料理研究家のヤミーさんは「チーズがとろりと溶ける断面がきれい」、同じく料理研究家のきじまりゅうたさんは「『プレゼント』という商品名にちなんでリボン型のキュウリを添えるなど、食べる楽しみが考えられている」と絶賛していた。(吉原慧)
<十勝管内チームの結果>
▽奨励賞
広尾高校「くいしんぼ」=作品「Ja Ga Butter 十勝スペシャル」
▽審査員特別賞
広尾高校「N・T・K」=作品「長じゃがレットの十勝夏野菜クリームソース仕立て」
福島の高校が優勝 とかちマルシェ料理甲子園、十勝勢は4連覇逃す