フィンランド発祥の新スポーツ「モルック」 10日に中札内・札内川園地で十勝初大会
【中札内】フィンランド発祥のニュースポーツ「モルック」の十勝初大会が10日、中札内村の札内川園地キャンプ場(南札内713)で開かれる。モルックの文化を広めようと、同キャンプ場の指定管理者「AOILO(あおいろ)」(梶山智大代表)が「第1回あおいろモルックカップ」として企画した。同社企画・広報の高橋伸行さんは「運動が苦手でも、年齢に関係なく楽しめる。ぜひ挑戦して」と参加を呼び掛けている。(石川彩乃)
モルックは二つ以上のチームで、点数の記された木製のピンに木の棒を投げ合い、倒れたピンの点数が50点ちょうどになるまで競い合う。ルールがシンプルで、子どもから大人まで一緒にプレーできるのが特徴。
芸能人の世界大会出場などで国内でも認知され、一般社団法人「日本モルック協会」(函館市)が登録する公認・友好団体は計約150団体。AOILOはスタッフ10人のチーム「十勝あおいろモルックの会」が、競技の楽しさを地域に広めることを目的にした友好団体として十勝で唯一登録された。道内の公認・友好団体は同会を合わせ8団体。
同キャンプ場では、7~8月に練習会を開くなど、普及活動に力を入れてきた。第1回大会は同会の友好団体登録を記念して開催する。時間は午後2時~同4時。1チーム2、3人で、4チームのトーナメント。参加料は1チーム500円。9日までに同キャンプ場に電話(0155・69・4378)で申し込む。小雨決行。当日は時間までにキャンプ場の日高山脈山岳センターに集合し、ルール説明などを受ける。優勝チームにはAOILOキッチンのローストチキンが贈られる。
2024年には、モルック世界大会が函館市で開かれることが決定した。10月にも十勝あおいろモルックの会が公認団体となり、公式大会を主催できる見通し。高橋さんは「スタッフチームで目指すは函館大会出場」と意気込み、梶山代表は「大会を主催するなら、レベルの高いチームを目指したい。札内川園地で、たくさんの人にモルックを楽しんでもらいたい」と話している。