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中札内高等養護学校サッカー部が全国フットサル大会出場へ

全国大会での健闘を誓った生徒ら

 【中札内】中札内高等養護学校(太田千佳子校長、生徒122人)のサッカー部(江原徳明監督、部員7人)は、全国特別支援学校フットサル大会道地区大会(7月29日、江別市)で初優勝し、11月5日に札幌市で初めて開かれる全国大会(日本ライオンズ主催)に出場する。同部は22日、中札内村役場を訪れ、森田匡彦村長と村教委の上田禎子教育長に全国大会への出場を報告し、健闘を誓った。(斉藤さゆり通信員)

13校の頂点
 道地区大会には13校が出場。グループリーグを全勝で勝ち抜き、決勝トーナメントの決勝で、札幌あいの里高等支援学校との一戦を制した。初の全国大会は10地区の優勝校が集まって頂点を目指す。

 同部は江原監督の引率で部員5人が役場を訪問。チームを代表して3年生の小林昂輝さんが「地区大会では日々の練習の成果が出せてうれしかった。11月の全国大会に向けて、支援してくれた人に感謝しながら練習していく」と力強く決意を述べた。

村長ら「村民の誇り」
 森田村長は「全国大会でも悔いのないように頑張ってほしい。みんなが楽しくプレーしてくれることを願っている」と激励。上田教育長は「優勝旗に中札内高等養護学校の名が入ったリボンがかかるのは名誉なこと。私たち村民の誇り」とこれまでの活躍をたたえた。

 2年生の西尾響輝さんは全国大会に向け、「北海道の代表として、地区大会で戦った選手たちの気持ちに応えられるプレーをしたい」と意気込みを語った。

<全国特別支援学校フットサル大会>
 道内では「小野寺慎悟杯特別支援学校大会」とし2017年に始まった。フットサルを通じてチームワークを学び、卒業後の自立に向け意欲を高めることが目的。20、21年は新型コロナの影響で中止され、3年ぶりの開催となる今年は初の全国大会も開かれる。中札内高等養護学校は地区大会に3度出場し、道予選のグループリーグ2位(18年)が最高。

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