陸自、消防、警察、海保が初の合同イベント
自衛隊帯広地方協力本部(内山信吾本部長)は14、15の両日、よつ葉アリーナ十勝の駐車場で自衛隊・警察・消防・海上保安庁合同イベント「お仕事体験見学会」を開いた。
それぞれの仕事の魅力を伝えることが目的で、管内4機関による合同イベントは初めて。同本部が2年前から計画していたが、新型コロナウイルスの影響を考慮し、開催時期を見計らっていた。
会場には帯広署のパトカーや白バイ、とかち広域消防局のはしご車、陸上自衛隊第5旅団の野外炊飯専用トレーラーなど「働く車」が勢ぞろい。広尾海上保安署は操船などを体験できるVR(仮想現実)ゴーグルを用意した。
15日は親子連れが大勢訪れ、車両やバイクに乗ったり、陸自の迷彩服を着用するブースなどが人気を集めた。家族4人で音更町から訪れた谷川陽向ちゃん(3)は「消防車がかっこいい」と大喜びしていた。
同本部の仮谷直柔(なおなり)十勝地区隊長は「好評だったので、来年度以降も同様のイベントを続けたい。就職に向けた合同説明会も開くことができれば」と話していた。(松村智裕)