帯畜大343人に新たな門出 道国立大学機構初の入学式
帯広畜産大学(長澤秀行学長)の入学式が4日午前10時から開かれた。新入生343人が新たな一歩を踏み出した。
新入生は畜産学部266人(編入学10人を含む)と大学院66人、別科11人。昨年に引き続き新型コロナ対策として、学部生のみが講堂での入学式に参加。大学院生と別科生は大講義室に講堂の映像が放映された。
式では長澤学長が「社会情勢の変化に対応できる応用力やコミュニケーション能力を身につけ、大きく成長されることを祈念する」とあいさつ。小樽商科大、北見工業大と経営統合し、4月に発足した北海道国立大学機構の長谷山彰理事長は「(他の2大学の)教員や学生と交流し、自らの専門を中核としながら多様な学びに挑戦し、豊かな学生生活を送ってほしい」と祝辞を述べた。新入生代表で畜産学部共同獣医学課程の成田華奈さんが宣誓した。
入学式後に屋外で行われるサークルの勧誘は、昨年同様に自粛した。大阪府から来た畜産科学課程1年の伊計光さん(19)は「まずは北海道の生活に慣れたい。大学では動物の飼育方法の勉強をしたい」と意気込みを語った。(牧内奏)