「大樹おやじの会」立ち上げ 尾田地域から活動範囲拡大
【大樹】大樹町内で子育て支援に取り組む「大樹おやじの会」が発足した。尾田認定こども園の父兄で活動する尾田おやじの会の初代メンバー20人が中心。「ほっかいどう未来輝く子育て大賞」(2019年度)を受賞した父親たちの取り組みを、オール大樹に広げる考えだ。
尾田おやじの会は13年に発足。こども園のライトアップ、畑作体験、川遊び、登山、雪山遊びなどを通して子どもたちの健やかな成長を見守り、道庁から高く評価された。
卒園して大樹小に進学する子どもが増えるに連れ、活動の範囲は尾田地域外に。本町中心部の敷地を会場に児童・生徒を対象にした野外活動を展開している。
初代メンバーの子どもたちが卒園するタイミングで、全町で活動する新おやじの会を立ち上げることにした。尾田おやじの会は継続する。
会長に就いた石倉豪さん(45)=飲食店経営=は「尾田地域以外の父親にも参加を呼び掛け、小・中学校の各世代の大樹っ子の成長を支援したい」と強調。尾田おやじの会の菊地陽介さん(30)=農業=は「子どもたちには自立した発想ができる人間に育ってほしい。大樹の会とは連携を深めていく」と話している。(能勢雄太郎)