48年の歴史に幕 新たな学校への期待胸に 大空中で閉校式
帯広大空中学校(村松正仁校長、生徒170人)の閉校式が5日、同校屋内運動場で開かれた。出席者が48年の歴史への感謝と新たな学校への期待を抱いた。
今月末で閉校し、4月から施設一体型の小中一貫校「大空学園義務教育学校」に移行する。校舎は一部を増築・改修した現中学校を利用する。
閉校式では、池原佳一教育長の式辞後、米沢則寿市長が「(大空学園が)地域の明るい未来をつくる原動力となることを願っている」とあいさつ。村松校長から同校が歩んだ歳月に感謝の意が伝えられた。
生徒代表あいさつでは、杉本旭さん(3年)が「後輩たちには今までの伝統にとらわれることなく、明るく楽しい学校をつくっていってほしい。3年生は最後の卒業生として、立派に務めを果たしていきたい」と述べた。村松校長が校旗を米沢市長に返納した。
式典には関係者と3年生が出席。他学年は各教室でリモートで参加した。
同校は1974年に開校。89年には最大620人が在籍した。3月15日の卒業式で最後の卒業生66人が巣立つ予定。(牧内奏)