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石澤志穂の目「男子1万メートルの土屋良輔選手『申し分のないレース展開』わずか1秒差で入賞逃す」

 (11日に行われた北京五輪スピードスケート男子)1万メートル(で11位、タイムは13分2秒49)の土屋良輔選手(メモリード)は同走相手と最後まで競い合うことができ、申し分のないレース展開でした。残り2周目までは入賞圏内にいましたが、相手のラストスパートについていけず、(8位の13分1秒39から約)1秒の差で入賞を逃してしまいました。25周も滑りますが、1周のコンマ1秒の積み重ねが順位を大きく変えてしまいます。繊細で過酷な種目と言えます。

 優勝したスウェーデンのニルス(・ファンデンプール)選手の低地リンクでの世界記録更新(12分30秒74)によって、外国勢の力が進化し続けていることが証明されました。4年後のオリンピックまでに、日本チームがどこまで追いつけるか楽しみです。
(石澤志穂=バンクーバー、ソチ五輪3000メートルと5000メートル出場)

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