帯広に民間初の本格ボルダリングジム 22日オープン 「コミュニティの場に」
ボルダリングジム「WONDER WALL(ワンダーウォール)」が22日、帯広市東2南5にグランドオープンした。世界大会出場経験者が監修、施工し、初心者から上級者まで利用可能。運営者の一人で取締役の新田昌樹さん(32)=帯広=は「帯広で民間初の本格的ジム。ボルダリングを通じ、人が集える拠点にしたい」と話している。
運営するのは施設と同名の合同会社(帯広市、松村幸司朗代表)。場所は元整備工場跡で約120平方メートル。世界大会にも出場した元選手の伊藤剛史さん(41)=山梨県在住=が、設計・施工を担当した。
帯広市出身で、函館で飲食店などを経営する松村代表ら3人が「地方から北海道を活性化させたい」と、同社を設立。拠点の新設を検討し、ボルダリングジムに目標を定め、3年前からクラウドファンディングなどを通じ準備を進めてきた。
ジムは高さ4メートルでパノラマ上に板を設置し、色とりどりのホールド(突起物)をちりばめた。元スピードスケート選手として五輪代表候補にもなった新田さんは「初心者から難易度が高いものまで60ルート以上設定した。何度来ても楽しめる」とPRしている。
入会金1000円、1日券は大人2000円、割安な月会員や回数券制度などもある。開設記念で年内は特別価格も設定。営業時間は午後3時~同10時。問い合わせは090・6440・9637へ。(佐藤いづみ)