30周年の道立帯広美術館でポスター展始まる
22日に開館30周年を迎えた道立帯広美術館(帯広市緑ケ丘2)で、「帯広美術館30年ヒストリー」が始まった。同館で開催された歴代の特別展のポスターが飾られ、来館者の目を引いている。11月7日まで。
ポスターは館内のロビーと売店コーナー周囲の壁面に計178枚を展示。開館を飾った「フランス19世紀絵画展」に始まり、26日まで開催中の「カッサンドル・ポスター展」、さらには10月9日に開幕の「水木しげる 魂の漫画展」までがずらりと並ぶ。この中には、清水町出身のグラフィックデザイナーで同館での展覧会ポスターを多く手掛けた故田中耕三さんによる、開館時のポスター「丘の上の感動美術館」もある。
同館の薗部容子主任学芸員は「ポスターによっては、その当時のことを思い出すものもある。職員やボランティアも含め、懐かしい気持ちになる」と話している。(大木祐介)