日本一大きな高校生ガーデンとロコモ防止ヨーグルト 帯信金が高校生を支援
帯広信用金庫は今年度の「地元高校生による十勝の未来づくり応援プロジェクト」の対象に、帯広農業高と音更高校の活動を選定した。6月28、29日に両校を訪問し、参加証の交付式を行った。
帯信金は2011年から金融経済教育の一環として、地域経済の活性化に取り組む高校の活動を支援している。帯農高はロコモティブシンドローム(運動器症候群)の防止を目的とした機能性素材「DFA3」配合のヨーグルト開発、音更高は町内のシンボルになる4000平方メートルの「回遊式ガーデン」の造成が選ばれた。
音更高の交付式は6月29日に行われ、三上拓志校長と担当の野坂渉教諭も同席。生徒代表の今野あいかさん、小森萌絵香さん(いずれも3年)に、帯広信金の八木智常務理事から参加証が手渡された。
音更高は昨年、応援プロジェクトを活用してひまわり畑迷路を造成、地元の園児らと交流を図った。今年度は面積を拡大、ハーブやメロンなどを栽培し、地域住民が来校できる環境をつくる。選択教科「課題研究」で中心メンバーでもある今野さん、小森さんは「こうした規模のガーデンを高校生が作ることは前例がない。日本初の取り組みを成功させたい」と話した。
帯広信金によると、2校の他、鹿追高、更別農業高、士幌高からも申請があり、内容を確認中。参加証の交付式は全校を集めて行っていたが、感染症の拡大防止を目的に昨年に続き、来校スタイルとした。(佐藤いづみ)