スポーツ少年団活動「適切な判断を」 十勝教育局が協力呼び掛け
北海道の緊急事態宣言延長を踏まえ、十勝教育局の村上由佳局長らは31日、十勝スポーツ少年団(中村厚喜夫本部長)の事務局が入るよつ葉アリーナ十勝を訪れ、宣言期間中も活動を継続する少年団について「適切な判断を」と感染防止への協力を呼び掛けた。
道教委は道内の学校の部活動について、全道大会を控えた練習以外は原則中止を指示している。管轄にないスポーツ少年団の活動は指導者の判断に委ねているが、管内の教育委員会を通じて、活動を続ける少年団に対して住民から心配の声が寄せられていることから、管内約250団体を統括する同本部を訪問した。
村上局長は「適切なご判断をお願いしたい」と強調。同行した同局社会教育指導班の田尾和祐主査は、食事は同じ場で行わないことや、共用道具の消毒徹底などを求めた。
中村本部長は、緊急事態宣言中も活動を続けている少年団を複数把握しているとし、「それぞれの指導者には文書で徹底していきたい」と応じた。今後、管内市町村の少年団本部を通じて、期限の6月20日まで活動を原則中止するよう指導者に求める。(高田晃太郎)