帯広駅に地サイダー自販機 新作もお披露目
十勝地サイダー研究会(林秀康会長)は26日午前、JR帯広駅改札西側に設置した地サイダー専用の自動販売機1台と新作地サイダーのお披露目会を同駅で開いた。関係者は地サイダーの新たな販路や帯広駅の新たな名所として期待している。
地サイダー専用の自販機設置の構想は、同研究会内で数年前からあった。ただ、費用や設置先が具体化せず議論していた。昨年からの新型コロナウイルスの影響で、北海道物産展などの催事が中止となり販路を失った。地サイダーの知名度アップと帯広駅を利用する観光・出張客らへPRし、土産需要の獲得も狙う。
午前11時から行われたお披露目会に出席したJR帯広駅の佐々木大輔駅長は「道内の駅では自動販売機を減らす方向性の中、地域を盛り上げる取り組みとして独自に企画した」と説明。林会長は「自販機であれば年中置ける場所にもなる。十勝を訪れる材料になれば」と期待を込めた。
今回新たに発表した商品は、同研究会として11種類目の「池田白ぶどうサイダー」。池田町内で収穫したブドウのナイアガラを使った爽やかな味わいが特徴。十勝まきばの家(池田町)が販売する。中札内チーズホエイサイダーは材料やレシピを一新し、ヨーグルト風味にリニューアルした。今年度は、新作を含む9種類を販売する。価格は1本300円(240ミリリットル入り)(本田龍之介)