店内手作り「大惣菜化」約80品 かしわ店リニューアル
コープさっぽろ(札幌市)の「かしわ店」(帯広市東7南15、太田文彰店長)で8日、生鮮食材などを使った店内調理強化事業「大惣菜化プロジェクト」の売り場が新たにオープンした。9日にはさつない店(幕別町札内豊町43、青木雅弘店長)にも開設される。
同事業は農産・畜産・水産・デリカの各部門で仕入れた食材を使い総菜を開発、店内で調理して売り場に展開するもので、同社が2020年から全道的に新設を進めている。
十勝管内では同年10月、ベルデ店で導入。今回の2店は3月22日から総菜売り場を縮小し、営業しながら改装工事を進めた。事業費は非公表。
かしわ店では入り口前に「大惣菜化-」の売り場をまとめて新設。「魚屋の脂ののった焼き鮭!弁当」(495円)や、「魚屋の-」のミニ版(387円)、お豆腐サラダ(171円)など約80品を展開。開店直後から多くの人が手に取っていた。
コープさっぽろによると、ベルデは導入後、総菜の売り上げが5~10%増で推移。阿部祐次・帯広日高地区本部長は「コロナの巣ごもり需要も1年が経過し、前年実績を超えるのが難しくなっている中、大惣菜化を来店者増の起爆剤にしたい」と話す。(佐藤いづみ)