ランタンの暖かな灯り明野ヶ丘公園照らす 幕別
【幕別】町民手作りの1100個の紙袋ランタンが13日夜、町明野ケ丘公園のシンボル施設「ピラ・リ」に飾られ、辺りを幻想的に照らし出した。わずか1時間の点灯ながら約250人が来場し、ファンタジックな雰囲気を堪能した。
ランタンは今月末で閉校する幕別高校に感謝の気持ちを表そうと町民有志が製作を呼び掛け、2月5日に同校グラウンドに飾られた。
今回の展示は同公園再整備基本計画の策定に向け、町が設置したワークショップ(ファン・プロジェクト・まくべつ)メンバーが企画運営を担い、幕別清陵高校の生徒ら多くのボランティアが協力した。
幕別高校での展示後もさらに町民から手作りランタンが寄せられ、ピラ・リの洞窟のような内部や階段を個性的なランタンが暖かく照らした。来場者はカメラに収めたり、一つ一つをじっくり鑑賞したりして楽しんでいた。
自身も紙袋ランタンを製作した札内北小5年の山田匠真君(11)は「ピラ・リの頂上から見た景色がすんごくきれいだった」と感動していた。(澤村真理子)