サル山で来園者が豆まき おびひろ動物園
2月2日の「節分」を前に、おびひろ動物園(柚原和敏園長)のサル山で1月31日、豆まきが行われた。来園した子どもらが「鬼は外、福は内」の掛け声とともに落花生をまいた。
恒例のイベントで、約80組、150人以上の来園者が集まった。飼育係の号令で豆まきが始まると、最初は大勢の人だかりを警戒していたサルも好物の豆を拾いに一目散にサル山を下り、器用に食べていた。
帯広市内の清水亜弥子さん(33)は息子の陸ちゃん(4)と親子で参加。陸ちゃんは「(まいた豆を)サルの赤ちゃんも食べてくれてうれしかった」と話していた。
飼育担当の小林紗央梨さんは「新年も人と動物が健康に過ごせれば。雪の中で遊んだり、体を寄せ合って暖を取ったりするなど、夏には見られないサルの姿を見に来てほしい」と話していた。
同園は現在、冬季開園中。28日までの土・日曜と祝日の午前11時~午後2時に開園している。(大谷健人)