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11月に「赤レンガ」カフェがオープン 宮本商産旧社屋

カフェの完成予想図(宮本商産提供)

 宮本商産(帯広市、平征浩社長)は11月中旬、国の登録有形文化財の旧本社社屋(通称・赤レンガ、帯広市西2南5)を再活用したカフェ「さかい珈琲帯広店(仮称)」をオープンさせる。全国チェーンのフランチャイズ(FC)店で、人気のパンケーキを柱とした本格喫茶。平社長は「軌道に乗れば札幌など道内で複数の出店を進める」としている。

 赤レンガは故宮本富次郎氏が雑穀仲買などで得た財で建設。ヨーロッパ様式の重厚な2階建て建造物で、1919年に完成した。2017年に文化財の指定を受けている。近年はイベントなどで不定期に使われていたが、恒常的な活用を模索し、2月にカフェの展開を公表していた。

 さかい珈琲はパンケーキが人気で、「ゼロ円モーニングサービス」を提供しているチェーン店。関東や東海を中心に店舗を展開し、道内は帯広が初出店となる。運営するJ・ART(岐阜)とは、FC契約を締結済みだ。

 主力メニューは「分厚いふわトロ」のパンケーキ(680円、税別)。ストロベリー・ベリー、ハニーバターなどトッピングもいろいろある。コーヒーは409円(税別)から。名古屋などで人気のゼロ円モーニングサービスも展開、飲み物料金で厚切りトーストとゆで卵が付く。

 今月下旬に改装工事に着手。外装は生かして内装をモダンに仕上げる。オープンは11月12日を予定。年商5400万円を目指す。

 平社長は「古い建物を活用するので行政への申請などに時間を要した。当初計画よりオープンは4カ月遅れたが、コロナ対策も万全に行い、地域の人に歴史を感じてもらいたい」としている。(佐藤いづみ)

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  • 11月に「赤レンガ」カフェがオープン 宮本商産旧社屋 2

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  • パンケーキ

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  • 11月にカフェがオープンする宮本商産の赤レンガ社屋

    11月にカフェがオープンする宮本商産の赤レンガ社屋

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