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しんかーずが稲田・清流地区に開設したテークアウト専門店 周辺住民から人気

ランチや夕食の時間帯になると、続々と客が訪れる「さざんか」

 栄養管理配食サービスなどを手掛ける「しんかーず」(帯広、油谷慶一社長)が帯広市西9南41に開いたテークアウト専門店「SasanQua(さざんか)」が、周辺企業や住民の人気を集めている。店を構える稲田・清流地区は、イトーヨーカドーなど商業施設の南側に行くと飲食店が少ないとされる地域。そうした中で和食・洋食・中華のそれぞれ約10種類の本格メニューを提供し、支持を得ているという。

 さざんかは就労継続支援B型事業所「えーる」がリネン作業などを行っている建物の一部を活用し、6月末に開設した。新型コロナウイルスの感染拡大以前は同事業所の利用者が軽作業などを行っていたが、コロナ禍で仕事が全く無くなる状況に。このため「思い切ってテークアウト専門店に挑戦することにした」(油谷裕子取締役)。

人気の特製ビーフシチュー弁当

 共働きなどで忙しくしている若いお母さんたちをターゲットに想定。和・洋・中でそれぞれホテルレストランなどで働いた経験のある調理師を採用し、「お客さんに、味も価格も満足してもらえる店をつくった」(同)という。

 営業時間は午前11時~午後8時。注文を受けて調理するため、料理が温かいうちに家に持ち帰ることができる。価格はオムライス400円、特製ビーフシチュー弁当980円など。おかずのみの注文も可能だ。

 オープン以降、周辺の企業や住民を中心に1日に100人以上の顧客が訪れている。仕事帰りに店を訪れた40代女性は「職場がランチに利用しており、おいしいと評判。自宅でも食べたくなって、夕食を買いに来た」と話した。問い合わせは同店(0155・67・8333)へ。(奥野秀康)


◆お持ち帰り専門のレストランSasanqua(さざんか)
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