小豆、よりおいしく 十勝大福と折笠農場のプロジェクト発足
和菓子製造の十勝大福本舗(幕別町、駒野裕二社長)と折笠農場(同、折笠健代表)が、おいしい餡(あん)にするための小豆の栽培方法や品種を共同で考える「とかちゆめあずきプロジェクト」をスタートさせた。9日、町軍岡の畑で小豆の種まき作業を行った。
栽培するのは、普通小豆のエリモショウズ、きたろまん、きたのおとめ、白小豆のきたほたる。エリモショウズの一部は有機栽培を行う。
栽培面積は合計0・4ヘクタール。収穫後は品種や栽培方法ごとに同じレシピで製餡し、広い年代に食べてもらう味覚評価を実施。有機栽培と一般栽培の比較など、消費者が求めるおいしい小豆がどのようなものかを探る。
9日は播種(はしゅ)作業を行い、十勝大福本舗から磯部享営業本部事業開発部次長らが参加。今後の除草作業などには同社社員も参加する。
磯部次長は「おいしい小豆を追求していくとともに、生産現場への理解も深まれば」と期待。折笠代表は「さらに選ばれて、よりおいしい小豆を作っていきたい」と述べた。(中島佑斗)
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