学校臨時休校、人手不足で時間短縮 管内スーパー2社
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた学校臨時休校の長期化の影響で、平時から人手不足で悩む管内のスーパーマーケットでは人繰りが厳しくなり、営業時間の短縮などに踏み切る動きが増えてきた。
ダイイチ(帯広市)は3日から市内のみなみ野店と啓北店の閉店時間を繰り上げた。啓北店は閉店時間を通常午後9時45分のところ、6日までは午後7時とし、7日からも当面は午後8時までに繰り上げる対応を取る。みなみ野店は10日までの期間限定で、通常より閉店時間を45分早め、午後9時閉店とした。
同社は「全体的にレジは夜間の学生アルバイトに依存しており、半分以上を占める店舗もある。日中の人に夜間に回ってもらうなどシフトを見直したが、やむを得ずの判断。従業員の健康管理にも気をつけながら、できる限り早く、通常営業に戻したい」(営業本部)としている。
同様の理由で、西帯広など管内4店の閉店時間繰り上げを発表していた福原(同)は、「長期の臨時休校は始まったばかり。以前から人手不足が続き、全店ギリギリの人数。早期解消を図りたいが、営業時間の短縮店は今後も増えるかもしれない」と話している。(佐藤いづみ)