新組合長に森田氏、初の女性トップ 観光社交組合
帯広観光社交組合(佐藤和年組合長、126人)の定期総会が4日、帯広市内のクラブデルタで開かれた。任期満了に伴う役員改選で、5期10年組合長を務めた佐藤氏(67)=奉商会長=が退任、幹事長の森田かおる氏(56)=創希社長=を新組合長に選出した。同組合で女性がトップに就任するのは初めて。
同組合は1956年、帯広バー組合として設立。初代の小林康範氏、上野一雄氏(2・4代目)、舘秋雄氏(3代目)、田中直彦氏(5代目)、道吉見氏(6代目)、7代目の佐藤氏と代々、組合長はすべて男性が担ってきた。
森田氏はスナック「遊綺」(西1南10)を経営。組合には2001年に入会し、16年から2期4年、幹事長を務めた。17年まで5番館ビル振興会会長も担当した。「重責だが、先輩が築いた歴史や事業をしっかりと引き継いでいきたい」と話している。
10年機に佐藤氏退任
佐藤氏は道観光社交事業協会帯広地区本部長はそのまま務める。「10年で退任すると決めていた。若い人に組織を引っ張ってもらいたい」としている。
幹事長などその他役員は今月中にも、森田組合長が指名する予定。
総会には48人が参加。ダイイチ壱号店存続活動などを報告。新年度はおびひろ桜まつりの開催などを承認した。(佐藤いづみ)