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冬の味覚 毛ガニ初水揚げ 十勝港

帰港した漁船から次々と降ろされる毛ガニ(23日午前9時40分ごろ、十勝港で。新井拓海撮影)

 【広尾・大樹・豊頃】冬の味覚として人気の高い毛ガニの試験操業が23日、十勝の沿岸で始まり、広尾町の十勝港では生きのいい毛ガニが初水揚げされた。

 十勝の毛ガニ漁は資源減少などで2006年から試験操業となり、広尾で9隻、大樹で3隻、大津で6隻が操業する。許可期間は来年1月末まで。

 十勝港では午前9時ごろから次々と漁船が帰港し、漁業者が鮮やかな赤色の毛ガニを手際よく市場へ運び込んだ。

 広尾漁協毛がに篭(かご)部会の保志光則部会長は「初日の量は少なかった。今後だんだん良くなることに期待したい」と話していた。

 同漁協によると、価格は水揚げ量が少なかったことから、昨年の1・2~1・5倍の高値傾向という。

 同漁協は12月1日午前10時から、同漁協冷凍工場前の特設会場で、毛ガニ大釜ゆでの実演販売を行う。同8日には「広尾毛がにまつり」(町観光協会主催)がシーサイドパーク広尾で開かれる。(松村智裕)

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