朝食に「帯広カレー」 スーパーホテルプレミア
8日にグランドオープンした「スーパーホテルPremier帯広駅前」(帯広市西3南10)は、朝食バイキングで十勝産食材にこだわった「スーパー帯広カレー」を提供している。帯広物産協会と協力、チーズホエーで甘みをつけて豊西牛を使うなど、十勝の食材にこだわった。
同社(本社大阪)は国内外に130以上で展開するホテルチェーン。「Premier」ブランドでの開業は全国4店舗目、道内では初となる。
朝食はビュッフェスタイル。出張中の会社員などにその土地ならではの料理を楽しんでもらおうと、宿泊料金に700円上乗せしたプランを提供する。そのうち「朝カレー」は、市内中心部の他のホテルとの差別化を図る目的で企画した。
カレーは誰にでも親しんでもらえるよう甘めに。チーズを生産する過程で発生するホエーの甘みで、マイルドな味わいとした。豊西牛のすね肉などを塊のまま圧力鍋でゆでて調理している。
開発に携わった物産協会の木戸善範事務局長は、「十勝は『なつぞら』もあって乳製品のイメージがより一層強まった。ホテルはいわばその土地の入り口であり出口。土地のイメージを左右する食にこだわり、多くの方に十勝のファンになってもらいたい」と話している。(本田龍之介)