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プレ宇宙日本食ハンバーグ、一次審査通過、十勝スロウフード

見本を持ち、1次審査の通過を喜ぶ藤田社長

 十勝スロウフード(清水)の藤田惠社長は1日、クリサポとかち成果物公開セミナーの席上で、地場産食材を使って開発したレトルトのトマトソースのハンバーグが、「Pre宇宙日本食」としての特例での「宇宙日本食」認証プロセスで、1次審査を通過したことを報告した。

 十勝の企業の申請品が本認証されたケースは現段階ではまだない。JAXA(宇宙航空研究開発機構)側からは2月末までに通知があったという。藤田社長は「これからまだ道のりは長いが、十勝で宇宙食を開発する機運が高まれば」と話した。

 藤田社長は道中小企業家同友会とかち支部などが中心に昨年立ち上げた「小規模加工食品・とかち宇宙食研究会」の会長。

 レトルトで、牛肉やタマネギ、卵などは十勝産で、他の主要食材も道産を使用。藤田社長によると、今後、保存テストに入り、並行して栄養成分調査や、工場への立ち入り検査などもある。(佐藤いづみ)

<Pre宇宙日本食>
 JAXAは、日本人宇宙飛行士による長期宇宙滞在スケジュールに合わせ、宇宙日本食認証取得を前提に、搭載基準の特例として、賞味期間要求を認証基準(1年半)より短めの8カ月以上などとすることを昨秋に発表した。

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