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イチゴ、大福の新包装で土産販拡 音更ブルーム

認定を受けたブルームの齋藤社長(左)と青木地方参事官

 イチゴ大福などを販売する「ブルーム」(音更、齋藤伸二社長)の、新たな商品パッケージ開発による販路開拓の取り組みが、農林水産省の6次産業化支援事業の認定を受けた。新千歳空港に開設した直営店の運営に助成金制度などを活用する。

 同社は通年栽培したイチゴを「銀龍苺」のブランドで販売している。イチゴと大福やタルトを別個に包装した「あとのせ苺大福」「あとのせ苺タルト」を開発し、昨年オープンした東京のアンテナショップや、15日に開設した新千歳空港の直営店で扱っている。

 このほど土産や贈答品としての販売拡大を狙って、持ち運びしやすいパッケージを開発。緩衝材で商品を固定し、傷まないように工夫している。イチゴ用のケースはB5判の本を模した形状にした。立てた状態でも収納でき、かさばらないようにしている。

 新しいパッケージは新千歳空港ですでに使われている。イチゴは300グラム入りで2300円。大福とタルトは3個入りで1140円、1個入りで220円。

 農水省の認定は六次産業化・地産地消法に基づいて行われている。これまでに全国で2378件、北海道は146件が認定されている。十勝では26例目となった。認定により国の交付金制度や専門家のアドバイスなどの支援が受けられる。

 19日には農水省道農政事務所帯広地域拠点で認定証授与式が開かれ、青木正明地方参事官から齋藤社長に認定証が手渡された。齋藤社長は「農業を商業のレベルにする成功例をつくるのが、認定を受けたミッションだと思っている。身の引き締まる思い」と述べた。(伊藤亮太)

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