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チーズアワードで共働学舎新得農場チーズ工房が部門賞に

部門賞を受賞し、表彰式の壇上で笑顔の宮嶋代表(前列右から3人目)

 【東京】国産のナチュラルチーズを審査・表彰する「ジャパンチーズアワード2018」(NPO法人チーズプロフェッショナル協会主催)が21日、都内の大崎ブライトコアホールで開かれた。十勝からは8工房が自慢の製品を出品。このうちソフトウォッシュ部門で、共働学舎新得農場チーズ工房の「酒蔵」が部門賞に輝いた。最高位のグランプリはチーズ工房タカラ(後志管内喜茂別町)の「タカラのタカラ」が受賞した。

 14年から隔年で開催されており3回目。80団体238種類が出品された。
 フレッシュプレーンなど19カテゴリーごとに、金・銀・銅賞を決め、最優秀部門賞を選出し、その中からグランプリを1品決定。チーズプロフェッショナル有資格者で、専門の研修を修了した審査員が審査した。

 「酒蔵」はウォッシュタイプで、日本酒の発酵菌を活用しているチーズ。共働学舎新得農場の宮嶋望代表は「日本人の味覚に合った日本酒のおかげだと思う。評価に値するものができて良かった」と喜び、「ハード系でも高い評価を得られるように今後も頑張りたい」と意気込みを語った。

 十勝からはこの他、ソフト・酸凝固(山羊乳以外)で共働学舎新得農場チーズ工房の「さくら」が、非加熱圧搾・ラクレット系であしょろチーズ工房の「十勝ラクレット モールウォッシュ」が金賞を受賞した。

 年々出展と出品数が伸びている同アワード。16年の前回はハッピネスデーリィ(池田、嶋木正一社長)の「森のカムイ」がグランプリを受賞した。日本チーズ生産者の会の会長でもある宮嶋氏は「日本人のチーズに対する幅が広がって、味の濃いチーズも食べるようになってきている」と現状を分析していた。(植木康則)

 十勝関係の各部門の銀・銅賞受賞工房と製品名は次の通り。

◇ソフト・白カビ
▽銀賞=「雪」(共働学舎新得農場チーズ工房)

◇ソフト・酸凝固(山羊乳)
▽銅賞=十勝シェーブル・炭(ランラン・ファーム)

◇ソフト・酸凝固(山羊乳以外)
▽金賞=さくら(共働学舎新得農場チーズ工房)
▽銅賞=牛鐘(ランラン・ファーム)

◇パスタフィラータ・モッツァレラ
▽銀賞=湖水地方牧場のモッツァレラチーズ(湖水地方牧場)

◇パスタフィラータ・熟成
▽銀賞=熟モッツァレラ「ころ」(あしょろチーズ工房)
▽銅賞=カチョカバロ(NEEDS)

◇青カビ
▽銅賞=オンネトー(ありがとう牧場)

◇非加熱圧搾・ラクレット系
▽金賞=十勝ラクレット モールウォッシュ(あしょろチーズ工房)
▽銀賞=ラクレット(NEEDS)
▽銅賞=ラクレット(共働学舎新得農場チーズ工房)しあわせラクレット(しあわせチーズ工房)

◇加熱圧搾・熟成6カ月未満
▽銅賞=羊のハード(しあわせチーズ工房)

◇加熱圧搾・6カ月以上
▽銅賞=グランデ シントコ(共働学舎新得農場チーズ工房)槲プレミアム(NEEDS)幸(しあわせチーズ工房)大(あしょろチーズ工房)

関連写真

  • 部門賞に輝いた共働学舎新得農場チーズ工房の「酒蔵」

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  • 部門賞を獲得したチーズ19品

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  • 部門賞を受賞し、表彰式の壇上で笑顔の宮嶋代表(右から5人目)

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  • チーズアワードで共働学舎新得農場チーズ工房が部門賞に 5

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  • チーズアワードで共働学舎新得農場チーズ工房が部門賞に 6

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