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ワイン城改修に十勝ワイン、ブランデー使いGCF

ワイン城の本格的な改修に向けてGCF実施を説明する勝井町長(中央)、安井所長(右)、福山博士研究員

 【池田】町は10月1日、ワイン城の本格的な改修に向けて、ふるさと納税制度を活用しインターネットで資金の一部を集める「ガバメント・クラウドファンディング(GCF)」を開始する。寄付者への返礼品は、ワイン城秘蔵の40年熟成の十勝ブランデーや30年以上熟成した十勝ワインを提供する。

 町は、2019年度に本格着工となるワイン城の老朽化、耐震化に伴う施設大規模改修の費用(総工費8億4000万円)の一部をGCFで調達する。10月1日から20年3月末までに3000万円を目標額に設定。従来のふるさと納税分を合わせて2カ年度で6960万円を集める考えだ。

 返礼品は、ワイン城で醸造した十勝ワインや十勝ブランデーなどを活用。40年樽熟成のプレミアムブランデー、30年以上熟成したスペシャルオールドビンテージワイン、オリジナルワイン、十勝ワインマイセラー使用権、ワイン城リニューアルオープン記念レセプション招待、十勝ワイン&ブランデーを知るプレミアムツアーを用意。1万~30万円まで寄付額に応じてこれらを組み合わせて6コースを設けた。

 ワイン城は建設から44年が経過し、老朽化、耐震化への対策が急務となり、北海道大学観光学高等研究センターと提携するなどして「町民が集うワイン城への回帰」をテーマに改修計画の具体案を固めた。

 26日午後、勝井勝丸町長、町ブドウ・ブドウ酒研究所の安井美裕所長、北大観光学高等研究センターの福山貴史博士研究員がワイン城前庭広場で記者会見を開いた。

 勝井町長は「クラウドファンディングを通じて町のワイン産業に少しでも多くの方々に関わりを持ってもらうきっかけになれば」とGCFの意義を説明した。(内形勝也)

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