停電復旧は未定 道対策本部会議
【札幌】6日未明に発生した地震に伴う北海道災害対策本部(本部長・高橋はるみ知事)の第1回会議が同日午前7時すぎから道庁で開かれた。
北電によると、道内の火力発電所が停止し、道内全域の約295万戸で停電が発生している。
現在、水力発電所で発電し、火力発電所に送電した上で、発電再開作業を進めているが、復旧は未定。泊原子力発電所の安全性は問題ないという。
午前7時現在の被害状況は、苫小牧市で1人が心肺停止、恵庭市などで10人が負傷した。けがなどの程度は不明。
道警によると、胆振管内厚真町で大規模な土砂災害が発生し、同町吉野地区に住む約40人のうち、安否不明者が出ている。
JR北海道は全線で運休、札幌市営地下鉄も運休している。
札幌市内のバスも信号の復旧まで運行を見合わせている。