さくらまやさん10周年記念で新曲「かもめ橋から」
【東京】帯広市出身の演歌歌手さくらまやさんが25日、デビュー10周年記念曲「かもめ橋から」を発売した。同日、都内渋谷で行われた発売記念イベントでは「この曲でキャンペーンなどを回り、皆さんに知っていただきたい」と約4年ぶりとなる新曲をアピール。26日が20歳の誕生日ということもあり、サプライズで特製の誕生日ケーキも登場した。
「かもめ橋から」は切ない恋心を歌った大人の雰囲気のロマンチック演歌。さくらさんは「恋愛とは縁遠い私にとって、どう歌うか四苦八苦した。友達に聞くなどして勉強した」とし、「自分の中で想像して、切なくて切なくてちょっと恋しいという気持ちを歌っている」と説明した。
デビュー10周年については「早かった。最初の頃は一生懸命であっという間だったので、なかなか思い出せない」。大人の仲間入りには「お酒をたしなめるようになるのは楽しみ。お酒をまずは飲んでみて、お酒の歌も歌いたい」と、歌手として幅を広げていく意欲も見せた。
一方、自身の恋愛に関して「最近、両親や姉にお見合いを勧められている」と告白。好きなタイプを「インドア派なので、一緒にゲームしてくれる人がいい」と笑顔で語った。
記念イベントでは、ファンや報道陣を前に5曲を熱唱。終了後、十勝のファンに対し、「東京に来て10年たつが、十勝は私の大切な故郷。皆さんの前で歌いたいし、知ってもらえるよう頑張る。ぜひ聴いてください」と話した。CDは1枚1204円(税別)。
さくらさんは1998年生まれ。2008年、10歳の時に史上最年少演歌歌手として「大漁まつり」でメジャーデビュー。09年に日本有線大賞、日本レコード大賞の両新人賞を史上最年少で獲得、NHK紅白歌合戦にも特別出演した。バラエティー番組などでも活躍し、とかち観光大使も務める。(植木康則)