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ラーメン店展開を承認 北海道ネパールビジネス

ビジネスの展望を説明する(左から)小森社長とアルジュン副社長

 北海道ネパールビジネス(帯広、小森唯永社長)は25日、市内の小森唯永事務所で第1回定時株主総会を開き、10月にもネパールに製麺工場を建設し、ラーメン店を展開することなどを承認した。ネパール人のアルジュン・アディカリ副社長(ビスターレ・ビスターレ社長)らが立ち上げた現地法人に出資し合弁化する形で行う。

 同社は十勝の経済人らが中心となってネパールと十勝・北海道が相互発展を目指そうと4月に設立した株式会社。計画によると、場所は首都カトマンズ内とし、麺工場には製麺機2台を設置し、最低でも月3000玉を作る。また、工場の横か周辺にアンテナ店となるラーメン店を開く。実際の運営は、国内でラーメン店などを経営するUNCHI(大阪)に委託する方向で調整中。初期投資400万円程度となる見込み。

 現地法人は「北海道ネパールビジネス・ネパール」で、アルジュン副社長が5月末に現地で経済人などから出資を募り設立した。帯広の会社が約700万円を同社に出資する。同社は円換算で約1500万円の資本金とする。

 アルジュン副社長は「麺文化はネパールにも根付いており、まずは現地での基盤づくりとして、リスクが低い分野に取り組むことにした」とする。当初挙がっていた、たい焼き店やソフトクリーム販売などは時期を見て展開する考え。

 総会には14人が出席。取締役の役職人事で十勝の出資者とつながりがある関西の企業経営者2人が常務に加わったこと、今秋にネパール訪問ツアーを開催することなども報告された。小森社長は「ネパールと十勝の懸け橋となることが最初のきっかけ。夢を持って進めたい。軌道に乗せるまでは厳しいが、ビジネスを通じ継続的に活動が続くよう努めたい」と話した。(佐藤いづみ)

 社長・副社長以外の主な役員は次の通り。(敬称略)

▽専務=編田照茂(青年海外協力協会専務)
▽常務=奥田敦美(カワマタフーズ社長)山岸悟史(ノース・ウォーター社長)橋川昌弘(WORLD-D社長)

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  • ラーメン店展開を承認 北海道ネパールビジネス 2

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