池田の阿部選手、全日本ラリー第5戦に参戦
【池田】町内在住のラリードライバー阿部敬珠(けいじゅ)選手(24)=ISMF・DXL・28BLACKヴィッツ所属=が7日に群馬県嬬恋村で開幕する2018年JAF全日本ラリー選手権第5戦(10日まで、上州オートクラブなど主催)に出場する。昨季に乗り換えたヴィッツ(トヨタ)でコ・ドライバーの次兄祥吾選手(27)らと共に4度目の「全日本」に挑む。
出場する全日本選手権第5戦は「モントレー2018」のJN3クラス(排気量1400~1500ccの二輪駆動)の部門。阿部選手のヴィッツを含め、デミオ(マツダ)、RX8(同)など10台がエントリーしている。
阿部選手と、次兄祥吾選手は、長兄広和さん(30)がオーナーを務めるチームに所属し、サスペンションやタイヤにこだわったラリー仕様のヴィッツで上位を目指す。
阿部選手は15年の全日本選手権第7戦のJN2クラス(1400~1600ccの二輪駆動)を別の車種で制したこともある。
「モントレー」は1984年から同名称でラリーファンに親しまれている。04~11年の休止期間を除き、毎年開催されている。今季の全日本選手権第5戦は、競技種目が嬬恋村と長野県須坂市にまたがるスペシャルステージ(SS)で、コースは昨季の舗装路(ターマック)から未舗装路(グラベル等)に変更された。SSは17本あり、88・791キロを走行、移動距離を含めた総走行距離は461・954キロ。
「全日本」出場は4度目の阿部選手だが「初めて走るコースなのでまずは2日間を走り切れるように心掛けたい。次につながるようなラリーになれば」と話す。
阿部選手らは6日に出発。フェリーと陸路で現地入りする。7日にレッキ(事前走行)受け付け、8日はレッキや公式車両検査やシェイクダウン(テスト走行)、そして9、10日にラリー競技となる。(内形勝也)