十勝千年の森で春の花が次々開花 28日に今季開園
【清水】28日にオープンを控えた「十勝千年の森」(町羽帯)で、ミズバショウなど春の花が次々に開花している。ゴールデンウイーク中にも、見頃のピークを迎える見通しだ。
日高山脈の裾野に位置する十勝千年の森は、全体面積約400ヘクタール。土木学会デザイン賞2017の最優秀賞も受賞した。
ミズバショウは自然の小川を利用したフォレスト・ガーデンの湿地に群生し、小さな無数の花を包む白い苞(ほう)が陽光を受けて輝いている。僧侶の座禅姿を連想させる、赤紫色のザゼンソウと一緒に咲いている場所も。エゾノリュウキンカは近くで黄色いかれんな花を付けている。
今季は10周年になるのを機に、新アクティビティーとして子ども用の「バランススクーター(ミニセグウェイ)」3台を導入した。5月3~6日は半額の10分1000円で体験できるほか、5、6日はこどもの日にちなみ、小・中学生の入場を無料とする。
十勝千年の森は「春は日差しを浴びて植物の芽吹きが始まり、心躍る季節。家族で散策を楽しんで」と来場を呼び掛けている。大人1000円、小・中学生500円、小学生未満無料。当面は午前9時半~午後5時。問い合わせは十勝千年の森(0156・63・3000)へ。(小寺泰介)