出迎え客に混乱も 国内線初使用の帯広空港ビル増築部分
帯広空港ターミナルビルの北側に増築された新たな旅客ターミナルビルが2日、帯広-名古屋線の運航に合わせて初めて国内線用に使用された。ただ、名古屋線の運行日に限って一部便の搭乗客が普段とは異なる到着口を利用するため、初日から出迎え客の中に多少の混乱も見られた。
増築部分は国際線に対応した施設として、3月22日に供用を開始。2階の搭乗客待合室には可動式の壁があり、国際線使用時はそれを動かすことで国内線と国際線の搭乗客を完全分離できる仕組みとなっている。
この日は帯広-東京線で、日本航空(JAL)の572便(帯広発午後1時55分)とエア・ドゥ65便(帯広着午後1時50分)、加えて名古屋へ向かう初便(帯広発午後2時25分)の時間帯が接近していることから、搭乗客がスムーズに乗り降りできるよう初めて国内線仕様として開放された。
ただ、本来だとエアドゥ65便の搭乗客は2番の到着口を使用するが、この日は増築された1番の到着口を使用。誤って2番の到着口で待ち、空港職員の声掛けで急きょ移動する出迎え客も10人近くいた。同ビルは「8月中、17回ある名古屋線の運航日のみ違うので注意を。運航装置表示にも番号が記載されているので、気に掛けてもらえれば」と呼び掛けている。(小縣大輝)