十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

赤ちゃんへ木のスプーン カシワで誕生祝う 大樹町

大樹町の赤ちゃんに贈るスプーンとフォーク

 【大樹】町は今年度から、大樹で生まれた乳児に町の木カシワで作ったスプーンとフォークを贈る「ようこそ赤ちゃん事業」を始める。町ならではのプレゼントで誕生を祝うとともに、長く大樹に愛着を持ってもらう。

 町出身で熊本県在住のカトラリー(食卓用のナイフやフォークなどの総称)作家坂根拓郎さんが昨年、町のお試し暮らし住宅を利用した際、「自分のできることで町の活性化を」と提案し、町が採用した。

 カシワは翌年の新しい芽が出るまで葉が落ちないため、縁起の良い木とされる。深く根を張り大きく育つこともあり、カシワを材料にしたものを贈ることで、子どもがたくましく育つようにとの願いを込める。

 スプーンとフォークは坂根さんの手作りで、町で生産されたカシワを使う。大きさは10センチほどで、柄の部分に子どもの名前と誕生日を焼き入れるほか、酒森正人町長のメッセージカードも添えられる。木の箱に入れ、パッケージにはカシワの葉と町章をあしらった。

 対象は町在住の乳児と1歳未満で転入した乳児で、離乳食を食べ始める前の生後100日をめどに郵送する。今年度は約60人に贈る想定で、7月から順次送る。予算はスプーン・フォークの購入費、パッケージのデザイン費用で48万6000円。

 町は「子どもや親に大樹の印象を強く持ってもらい、将来は町の応援団になってもらえれば」としている。(伊藤亮太)

関連写真

  • 町木カシワのスプーン、フォーク 大樹の赤ちゃんに贈呈 2

    町木カシワのスプーン、フォーク 大樹の赤ちゃんに贈呈 2

  • 町木カシワのスプーン、フォーク 大樹の赤ちゃんに贈呈 3

    町木カシワのスプーン、フォーク 大樹の赤ちゃんに贈呈 3

  • 町木カシワのスプーン、フォーク 大樹の赤ちゃんに贈呈 4

    町木カシワのスプーン、フォーク 大樹の赤ちゃんに贈呈 4

  • 町木カシワのスプーン、フォーク 大樹の赤ちゃんに贈呈 5

    町木カシワのスプーン、フォーク 大樹の赤ちゃんに贈呈 5

更新情報

演劇ユニットALGが11月4日に初公演 平原通り小劇場

紙面イメージ

紙面イメージ

10.31(木)の紙面

ダウンロード一括(62MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME