芽室小で新1年生にクリオネ公開
【芽室】芽室小学校(佐々木修一校長、児童708人)で22日、同小で飼育しているクリオネが1年生に初めて公開された。
クリオネは2月、町内で開かれたチャリティー歌謡ショーに出演した歌手の明江三奈さん(オホーツク親善大使)から町内在住の吉田政勝さんに贈られ、吉田さんが「子どもたちに見てもらいたい」と同小に寄贈した。
佐々木校長がインターネットで飼育方法を調べ、ガラスの瓶に入れて理科室の冷蔵庫に保管している。クリオネを飼育している海水は、5年生の嶋崎迦一君が、仕事の関係で大津に行っていた父親に頼み、学校に持ってきてくれた。学校が購入した「クリオネ水」とブレンドして1週間ごとに水を替え、クリオネは元気に育っている。
室温だと弱ってしまうため、観察時間を10分に決めてこれまで各学年に順番に公開されてきた。
この日は1年1組と3組の児童に公開され、児童たちは2つのガラス瓶に入った5匹のクリオネを興味津々の様子でのぞき込み「小さいね」と歓声を上げていた。中田千景さん(6)は「手をパタパタしていてかわいかった」と話していた。(澤村真理子)