観光冊子「十勝百景」完成 100周年記念し帯信金
帯広信用金庫(高橋常夫理事長)は、創業100周年を記念した地域貢献事業として作製を進めてきた観光冊子「十勝百景」がこのほど完成し、29日に発刊する。観光客の十勝への誘致促進につなげてもらうと、無料で配布する。
四季に分け、景勝地の写真をメーンとしてそれぞれに地図と3カ国語(日本語・英語・中国語)の説明文をつけた。昨年に一般から公募した写真を含め、100枚余りの写真を十勝観光連盟の鈴木新一専務ら4人の選定委員が選んだ。うち一般公募は24人の47枚。
具体的には春が本別公園・神居山展望台、岩内仙峡(帯広)、カムイコタン(大樹)、夏が十勝三股(上士幌)、白藤の滝(足寄)、弘和周辺(幕別)、秋が音調津・昆布干し(広尾)、黒田農場・ひまわり畑(音更)、西渋山周辺(芽室)、冬が大津海岸・ジュエリーアイス(豊頃)など。
A5版167ページで、2万冊を作製した。うち1万冊は誘致活動に生かしてもらおうと、市町村役場や各観光協会などに贈る。一般向けの店頭配布は1万部を予定している。
担当の経営企画部の鈴木智広推進役は「体験や食の紹介ではなく、景勝地に特化した。足を運んでもらうきっかけになれば」と話している。問い合わせは同部(0155・67・5486)へ。(佐藤いづみ)