JR根室線復旧は12月以降 特急全便運休続く
JR北海道は6日、台風10号の影響で橋梁(きょうりょう)が流されるなどした根室線の復旧は、早くても12月以降になるとの見方を示した。帯広・釧路と札幌を結ぶ特急スーパーとかち、おおぞらは全便運休が続く。
根室線では大雨により、十勝管内で3つの橋梁が流失した他、路盤流出などが複数発生した。同社によると「道路の通行止めもあり、まだ被害の全容を確認している段階」で、運行再開のめどは立っていない。この影響で、スーパーとかちは1日10本、同おおぞらは12本全てが当面の間、全区間運休する。
同社は安全が確認できた芽室-釧路間で4日に普通列車が運行を再開、札幌方面とトマムの間も近く運行開始に向けて調整している。(丹羽恭太)