高橋知事が新得町の被害状況を視察
【新得】高橋はるみ知事が4日午後、十勝入りし、台風10号で大きな被害を受けた新得町を視察した。JR新得駅近くの橋梁(きょうりょう)などの被害状況を確認した高橋知事は「大変衝撃を受けた」とし、激甚災害の指定を国に要請する考えを改めて示した。
中川郁子衆院議員、梶田敏博十勝総合振興局長らが同行した。浜田正利新得町長の案内で、パンケシントク川の増水で損壊したJR新得駅西側の下新得川橋梁や、汚泥が入り込んだ河川近くの住宅街を見て回った。
最後に、高橋知事は、今回の災害で犠牲になった小笹義夫さんの冥福を祈り、崩落現場となった神社橋のたもとに献花した。
浜田町長は「避難生活が長引くと、健康被害も心配される。ぜひ力添えを頂きたい」と要望し、高橋知事は「冬が始まる前に、住民が安心した生活を再開できるように、役場や振興局とも連携していきたい」と話した。(安倍諒)