外国人旅行客向けに専用サイト SPCとかちむら
帯広競馬場内の観光交流施設「とかちむら」を運営する「SPCとかちむら」(帯広市、曽根一社長)は9日までに、外国人旅行客向けの専用サイトを導入した。WiFi(ワイファイ、公衆無線LAN)通信網の拡充工事も行い、通信範囲も同施設全域をカバー。外国人の観光利便性向上につなげる。
帯広市の委託業務「とかちむら外国人受入環境整備業務」として実施。ファイバーゲート(本社東京)が展開する外国人観光客向けのサービスを活用する。事業費は約20万円。
サイト名は「SHINOBI」。忍者に扮(ふん)したキャラクターが、旅行マナー、会話フレーズ、緊急時の連絡先の3項目をサイト利用者に説明するという設定。英語や中国語、フランス語など12カ国語に対応する。1回の接続ごとに30分、1日6回まで、とかちむら内で利用できる。
「日本の掟」と題し、温泉の入浴やすし店での飲食マナー、神社の参拝方法などを紹介するほか、あいさつや買い物など、6つのシーンに応じて簡単な会話フレーズを収録。緊急連絡先には、全43カ国の在日大使館の住所を記載している。
とかちむらでは2014年、外国人旅行者向けの無料WiFiを設置した。一方で、外国人観光客の増加に伴い、多言語による観光情報の発信や無線通信網の拡充が求められていた。(安倍諒)
◆外国人旅行者向けの専用サイト「SHINOBI」について
・SHINOBI-とかちむらホームページ
- カテゴリ経済写真観光
- タグ勝毎ビジネス経済動向とかちむら