十勝学園に「幸フクロウ」寄贈 日本石材産業協会道支部
社会福祉法人「池田光寿会」が運営する児童養護施設「十勝学園」(帯広市東9南21、餌取史泰園長)の正面玄関前に、石彫刻「幸フクロウ(こうふくろう)」がお目見えした。台座には同学園の子供たち直筆の「元気」の文字が幾つも彫られ、笑顔を誘っている。
石材業界組織・日本石材産業協会の北海道支部(三上貴康支部長)が寄贈した。同支部は「未来ある子供たちに“応援メッセージ”を贈ろう」と2010年度から、道内の児童養護施設に、幸せを招くとされるフクロウの石彫刻をプレゼントしている。十勝では今回が初めて。
「幸フクロウ」の台座には、同学園の園児から高校生まで45人が揮毫(きごう)した「元気」「げんき」「GENKI」の文字が躍る。「石彫刻が子供たちの元気の源になってほしい」(三上支部長)との思いから、この文字を書いてもらっているという。
28日に設置場所の正面玄関前で除幕式が行われ、子供たちの他、餌取園長、三上支部長、同協会北海道地区の越智孝佳地区長らが出席。合図とともに「幸フクロウ」と台座が姿を現すと、子供たちは「僕の元気がど真ん中!」などと声を弾ませた。
越智地区長は「幸フクロウにあだ名を付け、毎日あいさつしてほしい。自分が書いた文字を忘れないで」とあいさつ。餌取園長は「幸フクロウに子供たちの幸せを見守ってもらいたい」と願った。(関根弘貴)