最新の機器を展示 とかちプラザで福祉フェス開幕
「福祉フェスティバル2015」(実行委、市、十勝毎日新聞社主催)が24日午前10時、市内のとかちプラザで開幕した。「地域の絆から、在宅でいきいきと暮らす」をテーマに、最新の福祉機器が展示されており、大勢の来場者でにぎわっている。25日まで。
20回目を迎えた今回の福祉フェスには管内外の56社・団体が出展している。
とかちプラザのアトリウムでは、車いすのまま乗降車できる福祉車両や安全性能の高い車いすなど移動機器を中心に展示。ギャラリーでは介護機器の販売店やメーカーが出展し、ベッド、トイレ、安全帽など、高齢者や障害者の暮らしを支える福祉機器が並ぶ。
会場ではこのほか、聴力・体力測定や、福祉マッサージ盲導犬の体験コーナー、社会福祉士による相談コーナー、福祉団体による販売コーナーも設置されている。午後には介護予防などに関するシステムの実演や、高校生によるよさこいなど多彩なイベントも行われた。
市内から友人とともに訪れた川上しちいさん(81)は「毎年来ているが、トイレやベッドなど、昔では考えられないほど便利なものが増えている」と話していた。
25日は展示などの他、介護ミニ講座、介護劇、医療講演会が行われる。午前10時~午後3時。(大谷健人)