世界大会に“昇格” 27日に幕別ナウマンぞうり卓球
【幕別】町忠類で発掘の「ナウマンゾウ」にかけた「第1回全世界ナウマンぞうり卓球大会」が27日、ナウマン温泉ホテルアルコ236前で開かれる。昨年は「全日本」の冠で開いたが、わずか1年で世界大会に“昇格”させた。事務局を担う町忠類総合支所では「町発祥のパークゴルフ(PG)同様、世界に広げていきたい」と張り切っている。
同大会はナウマンゾウをモチーフにしたぬいぐるみがついたオリジナルぞうりをラケットに、卓球のボールを使って戦う。「対戦相手が子供の場合スマッシュ禁止」や「ぞうりの裏面で打つ」など独自ルールも設けている。
昨年、地域グループが「忠類にしかできないイベントで地域を盛り上げたい」と初めて全日本大会を企画、町内外から32人が出場し熱戦を繰り広げた。出場者からは「風を計算しながらで難しかったが、楽しい」との声が寄せられていた。
今年は、官民共同の「忠類地域魅力発信事業実行委員会」(中村光裕実行委員長)が主催する。競技開始は午前10時半。今年は参加料を昨年の1人2000円から500円に大幅ダウン。男女年齢は問わない。先着48人。1セット11点制のトーナメント戦。上位入賞者には地域特産品などが贈られる。敗者同士のゲームもあり、1人最低2試合は楽しめる。
地域在住の中国人研修生や、管内在住の外国人にも参加協力を呼び掛けており、外国人も一定程度参加する予定。また、当日は縁日コーナーも設け、地域特産に力を入れている放牧ブランド豚肉「どろぶた」のカレーやブリトーなども販売する。
忠類地域は旧忠類村時代の1969年、ほぼ一体分のナウマンゾウ化石が発掘されたことで知られる。実行委では「PGも最初は小さかったが、今では世界的なスポーツになった。ぞうり卓球も幅広い年齢層が楽しめるゲーム。忠類からぜひ広めていきたい」としている。参加申し込みは忠類総合支所地域振興課(01558・8・2111)へ。(佐藤いづみ)
◆第1回全世界ナウマンぞうり卓球大会について
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