観光地、飲食店にぎわう 十勝管内盆の入り
盆の入りを迎えた13日、十勝管内では同日夜に打ち上げの勝毎花火大会の観覧客や夏休みの帰省など、管外からの入り込みが重なり、各地の観光地や飲食店はにぎわいを見せている。正午現在、帯広へ向かう道東道下りの追分IC-むかわ穂別IC間で14キロの渋滞が発生するなど、道路や交通機関でも混雑が発生している。
帯広市内の老舗豚丼店「ぱんちょう」(西1南11)では、帯広名物を口にしようと午前11時の開店前から50人を越える行列に。開店後にも列は増え続け、正午前には100人超が並んでいた。
勝毎花火大会を観覧しようと、札幌から友人4人と十勝を訪れた会社員梅澤勇人さん(22)は、「帯広の有名店と聞いていたので食べてみたいと思い、午前10時から並んだ。おいしかった」と笑顔を見せた。
帯広市内のホテルなど宿泊施設も混雑し、北海道ホテル(西7南19)も日曜まではほぼ満室状態。週明け後も、日によっては団体の予約も入り、満室の日があるという。
東日本高速道路(ネクスコ東日本)北海道支社によると、13日の花火大会終了後、午後11時~翌午前0時に札幌方面へ向かう芽室IC-十勝清水IC間で1キロ、14日は午後3時~同7時に占冠-むかわ穂別間で最大5キロ、15日も同時間帯にむかわ穂別-占冠で10キロ程度の渋滞が予測されるなど、道東道の混雑は16日まで続く見込み。(大谷健人)