動物の紹介ボード新登場 おびひろ動物園
おびひろ動物園(高橋利夫園長)に、動物たちの特徴を紹介するボード「動物のひみつ!?」が登場した。体の部位を示すパネルをめくると、その動物や部位に関する説明が現れ、子供たちの人気を集めている。
同園と帯広畜産大学(長澤秀行学長)が、2012年度に結んだ連携協定「おびひろ動物園大学(OZU)」の一環として共同制作した。
ボードは園内の動物園センターの壁に設置。同園で飼育している中からカンガルーやシロフクロウ、カバなど7種類を選び、それぞれにつき「目」「足」「ひふ」など4~5枚の小パネルを取り付けている。例えばシロフクロウで「足」のパネルをめくると、「足の爪の握力は人間の約8倍、えものを1回でしっかりとつかまえる」と説明文が現れる仕組みだ。
OZUで活動する帯畜大の学生サークル「ZooFul(ズーフル)」の稲森潤平さん(4年)は「子供たちが楽しめるものを作った。大人も含め、動物たちの面白い生態を知ってほしい」と話している。
OZUではZooFulや同じく畜大の学生サークル「OZUFUL(オズフル)」と協力し、ホッキョクグマのベンチ製作(13年)などさまざまな活動に取り組んでいる。
同園では今回、約20種類の動物の骨格標本が並ぶサテライトブースに、新たに「ウシ頭部の奇形(四眼二顔体)」と「バビルサ(インドネシア周辺に生息するブタの仲間)」も登場。同大で研究されていた珍しい個体で、こちらも関心を集めている。
音更町から親子で来園した甲山あいちゃん(3)は「すごい」と興味深そうに見入っていた。(松田亜弓)
◆おびひろ動物園について
・おびひろ動物園-公式ホームページ
・おびひろ動物園飼育係ブログ-公式ブログ