ばんえい十勝で「第1回能力検査」実施
ばんえい十勝の2015年度「第1回能力検査」が11日午前8時から帯広競馬場で行われた。競走馬を目指す若駒が、合格を目指して200メートルの走路を駆け抜けた。
能力検査(能検)はデビュー前のばん馬が鉄ソリ(牡480キロ、牝460キロ)を引き、調教状況や完走タイムを審査する。今回のエントリーは190頭(2歳馬189頭、3歳馬1頭)で、前年度より46頭増えた。
同競馬場には、全道各地から生産者と馬主が訪れ、愛馬のデビューをかけた挑戦を見守った。
来年能検への挑戦を考えている士別市の生産者吉越武さん(83)は、友人の馬がテストに参加すると聞いて応援に駆け付けた。「いい走りっぷりだったので、合格できるだろう」とほっとした表情で話した。
合否はこの日午後に発表され、合格した馬は18日開幕の今年度開催以降、順次デビューする。能検は8月28日まで計10回行われる。
(大木祐介)
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