チーモン協議会 新・ご当地グルメ最高賞 大樹
【大樹】新・ご当地グルメの開発・普及団体でつくる「食による観光まちづくり推進協議会」(S-1パートナーズ)の今年度表彰で、「大樹チーズサーモン丼」(チーモン丼)の普及を図る「大樹チーズ&サーモングルメ地域活性化協議会」(一戸勉会長)が、最も活躍した団体に贈られる最高賞「MVT」に輝いた。十勝勢としては5年ぶり2団体目。デビュー2年目での最高賞受賞は全国的にも珍しく、同会はさらなるステップアップに向け意欲を新たにしている。
7、8の両日、広島県竹原市で開かれた「フォーラム&総会」で発表された。同会としては藤谷満伸事務局長が昨年受賞した「新人賞」に続く栄冠となった。
同会は、昨年5月の「TOKACHIご当地グルメバトル」で優勝。上川管内美瑛町で開かれた「新・ご当地グルメグランプリ北海道」(同7月)では人気部門で5位入賞し、同9月の「さっぽろオータムフェスト」では6000食を販売した。
チーモン丼だけにとどまらず、町内企業と連携したご当地土産「大樹スペースチーズ」も開発。新たな話題づくりも欠かさなかった。こうした地道に努力し続ける姿勢と、町一丸となってPRする総合力が「全国でも突出しており、他の見本」と評価された。
28日に大樹町役場で開かれた伝達式では、チーモン丼の開発に携わったヒロ中田さん(じゃらんリサーチセンターエグゼクティブプロデューサー)が藤谷事務局長らに表彰状を贈呈。ヒロさんは「官民挙げた地域づくりが素晴らしい。道内でも『大樹』の名前をよく聞くようになった」とたたえた。
藤谷事務局長は「(昨年の新人賞受賞時に掲げた)目標を達成でき、うれしい」と声を弾ませた。一戸会長も「活動を通じ、今まで以上に大樹町に足を運びたくなる仕掛けを行っていきたい」とさらなる飛躍を誓った。(関根弘貴)
<チーズサーモン丼>
前浜で捕れた秋サケと雪印メグミルク大樹工場の「さけるチーズ」を使った5種類の天ぷらを載せた天丼につけ塩、つけだれ、かけだれの3種類などが付いた「天丼膳」(980円)。町職員や町商工会青年部員らと飲食店が、全国で新・ご当地グルメの開発に携わるヒロ中田さんと創作した。愛称はチーモン丼。
◆大樹チーズサーモン丼について
・大樹チーズサーモン丼-公式ホームページ