カナダのオーロラを中継 りくべつ銀河の森天文台
【陸別】カナダのオーロラを生中継する「オーロラウイーク2015」が4日、りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台(上出洋介館長)で始まった。緑白色に輝くオーロラがスクリーンいっぱいに映し出され、来館者が自然の神秘を体感した。
今年3回目の開催。世界で最もオーロラの出現率が高いとされるカナダ・ノースウエスト準州イエローナイフに設置した高感度カメラの映像を、インターネットを通じて同天文台のドーム形スクリーン(直径4メートル)と特設の150インチスクリーンに投影している。
ドーム内では上出館長が刻々と変ぼうするオーロラの状況を確認。同日午後5時(現地時間同日午前1時)すぎには長大なオーロラがスクリーンに投影され、来館者が歓声を上げた。
設営が進むしばれフェスティバル会場の見学のついでに立ち寄った北見市の男性(56)は「初めて見たが別世界の美しさ。いい経験をさせてもらった」と満足の表情だった。
「オーロラウイーク」は15日までの開催。生中継は期間中、午後2時~同8時(月、火曜休館)に随時行う他、上出館長がオーロラの出現予報を同天文台のホームページで公開している。
今回は東京・新宿で開催中の「宇宙から見たオーロラ展2015」(コニカミノルタ主催)とも連携。この日、両会場を映像で結び、上出館長がオーロラについて東京会場の来場者に説明した。問い合わせは同館(0156・27・8100)へ。(鈴木裕之)
◆りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台について
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